先日、隠岐プラザホテル様の現場で客室を彩る土染め布を飾ってきました。
シルクの布の重なりが淡く繊細な雰囲気を醸し、海風でふわりと揺れます。
染粉の原料は隠岐の島の土です。
ユネスコ世界ジオパーク認定もされているほどの歴史を持つ隠岐では、赤土や黄土が採れます。
染布は隠岐・西ノ島で制作活動をしておられる焼火窯さんに制作をしていただきました。
設計意図をお伝えすると沢山のアイディアがあふれる焼火窯さん。一緒になってたくさん頭を悩ませ、ご協力くださいました。
弊社にご相談をいただく旅館・ホテル様はその土地での歴史が深いクライアント様も数多くいらっしゃいます。その土地にしかない原石を見つけ、磨くことも設計の醍醐味です。
太田