長野県木材協同組合連合会主催の「これからの木材活用セミナー」に参加しました。
講演は、中央線から見える赤い大屋根が印象的な「木曽町役場」を手掛けた株式会社千田建築設計の千田友己さん。
設計者の視点から語られる木曽町役場の特徴、そして現在進行中の木造プロジェクトのお話は、
まさに目から鱗でした。
プロジェクト開始時から、竣工後に手を加えられた細部に至るまで、
意匠・構造・設備のポイントを丁寧に解説していただき、建築の奥深さを改めて実感しました。
木曽町役場はまだ外観しか見ることができていないので今度時間を作って内部もじっくり見学したいです。
そして会場だった安曇野スイス村サンモリッツは、
代表の小宮山が30年前の宮本事務所時代に手掛けた建物とのこと。
若干年季は入っていましたが、鉄筋コンクリート打放しの無骨な壁とガラスの箱の上に
鉄骨の薄い屋根がふんわりと乗っており「こんな素敵な建築がこの場所にあったとは!」
と素直に感動している自分がいました。
木材活用の可能性と建築の持つ力に改めて心を動かされた小春日和の午後でした。
倉橋