設計実績  事務所案内  事業内容  設計の流れ  お問い合わせ  採用情報

ひなの宿ちとせ

新潟松之山温泉に建つひなの宿ちとせ様。老朽化した宿を豪雪に耐える建物に建て替えられました。源泉鷹ノ湯のシンボル鷹のイラストをご覧になったお客様が皆、ひなの宿を鳥の雛と誤解をされて、その説明を繰り返しされているとお聞きしました。また既存のロゴが読みにくいというお悩みもありました。建て替えの機会に分かりやすく温かみのあるイメージに一新することとなりました。

ブランディングの方向性を男性的なイメージから、ひなの宿のひなびた田舎らしい方向にシフトしました。ひなの対義語は都です。

田舎らしい方向でのロゴマークのご提案。ブランディングの核となりますので慎重に選びます。分かりやすいひらがなが採用されました。

ひらがなのロゴを多様な使用にも耐えるよう展開していきます。同時に地域の魅力を掘り起こし、キービジュアルとして昇華させてデザインシステムに彩りを加えます。使用する書体も吟味され統一感に深みを持たせます。宿内のあらゆる場所にもロゴを制作しブランディングします。

既存の宿内のサインは長年の使用により修理・訂正が繰り替えされ、統一感のない状態でした。ブランディングが破綻する最大の要因は、宿主さんたちがこの状況に慣れてしまい麻痺して不快感を持たなくなってしまうことです。楽しみに訪れたお客様は一瞬で冷めてしまいます。

ブランディング後美しくデザインされたサインが新しい建物に彩りを与えます。訪れたお客様がまた訪れたくなりファンになります。