地元材をCLT として活用した里山に呼応する温泉宿泊施設

高知県東部の山間部に位置する、ゆずを名産とする北川村の温泉宿泊施設の建替えです。客室やロビー・レストラン等施設の主 な機能は自然豊かな清流奈半利川に向けて配し浴室は里山に向けることで、お客様は四季折々の美しい風 景を望むことができます。通常はRC造や鉄骨造とすることが多い用途と規模ですが、豊富な森林資源を地域の活性化に活かすためCLT(直交集成材)に よる木造としました。

三角シンプル軸組による多様な空間で 森に遊ぶ

有明山麓の緑あふれる森のなかに建つ小さな集落のような貸別荘です。シンプルな三角屋根、屋根と壁が一体となっている三角フレームは、一般的な建物と比べ、接点が少なく構造的にも強い形です。三角フレームの構造体がそのまま内部空間をかたちづくり、その中で過ごすことが、この場所の特別感につながっています。

ネット・ゼロ・エネルギー建物 + 循環型持続可能社会に向けた建築

長野県は気象非常事態宣言 ― 2050 ゼロカーボンへの決意 ― により今年6 月ゼロカーボン戦略を策定しました。広く県民の方にゼロエネルギー建築物をPR するモデル施設です。
駐在所でZEB、居住部でZEH 認証を取得すると共に、太陽の熱エネルギーを有効に利用した冷暖房換気システムや循環型持続可能社会実現に貢献する木質繊維断熱材を使用し、建物配置、形態でも省エネに気を配った建物です。

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