北川村温泉 ゆずの宿

高知県東部の山間部に位置する、ゆずを名産とする北川村の温泉宿泊施設の建替えです。
施設の主な機能は自然豊かな清流 奈半利川に向けて配し、浴室棟は里山に向けることで、四季折々の美しい風景を望むことができます。
主な構造材として用いたCLTをはじめ、随所に村産材を活用しており、地場産品の販路拡大や北川村のPRの場、また地元住民の活動拠点施設となることを目指しました。

■施設の特色
・温泉施設へのCLT活用は初の取り組みです。
・壁が2階に多く1階に少ない構成を、告示されたCLTパネル工法で適切なコストにて成立させるため、ウォールガーダー(壁梁)による長スパン構造を採用しています。
・CLTの現しを適切なコストで実現するため、一部をRC造耐火建築物とすることで別棟に分け、耐火・準耐火が不要な規模に抑えています。RC造部分も木材を内装に積極的に用い、木質化しています。

所 在 地:高知県安芸郡北川村
工事種別:新築
工事面積:1475.74㎡
工事期間:2017年5月〜2018年5月
用  途:ホテル・旅館
構造階数:CLT造パネル工法+RC造(一部木造)
施 工 者:㈱田邊建設
受  賞:高知県 木の文化賞
担  当:龍田・池田

北川村温泉 ゆずの宿 HP

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地域産材を活かしたCLTでつくる
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